私たちを楽しませてくれるバラの花。
この美しい花は、いったいいつ頃からできたのでしょうか?
バラの原産地は、中近東からアジア周辺、東アジアといわれています。
メソポタミアやバビロン宮殿ではバラが栽培されていた記録があるようです。
アメリカでは3500万年前のバラの化石が見つかっていますし、とても古くから関わりのある植物であったといえるでしょう。
暴君で有名な皇帝ネロもバラ愛好者であったといわれています。
もちろん、あのクレオパトラも同様にバラ好きで有名です。
原産地はアジア付近であるバラがヨーロッパに伝わったのは十字軍のエルサレム遠征によるようです。
みなさんご存じのボッティチェリ「ビーナス誕生」の絵画にもバラの花がビーナスに降り注いでいる様子が描かれています。
ヨーロッパで、バラの原種から多くの品種が生み出されたのは、ナポレオンの皇妃ジョゼフィーヌの功績が大きいところです。
ジョセフィーヌは、バラのコレクターとして有名で、19世紀初頭にマルメゾン宮殿に広大なバラ園をつくりました。
世界各国のバラを集めたこの宮殿では専門家による品種改良が盛んに行われ、観賞用として多くのバラが生まれました。
バラはその後、王侯貴族だけでなく一般の人にも楽しめるようになっていきます。
そして1867年にフランスのギョーが四季咲き大輪「ラ・フランス」をつくることによってそれまでのバラは、オールドローズ、それ以降のバラをモダンローズと呼ぶようになりました。

